
あなたは、他店との競争で価格を下げようとしていませんか?
この記事では、安易に価格は下げてはいけないことがわかります。
価格競争をしてはいけない
世間では、価格を下げて、他社との競争に勝とうとする企業があります。
あなたは、価格を下げても、たくさん売れるから、大丈夫と思ってませんか?
製品の売上は
売上 = 単価 × 個数
です。
例えば
その製品の単価を 20% 下げたら、
個数を 25% 多く売らないと
売上を維持できません。
( 売上1倍 = 単価 0.8倍 × 個数 1.25倍 )
かなりの数を売らなければならなくなりますね!!
単価を下げれば、多く売れるかもしれません。
だけど、以前の売上を確保できるほど売れる保証はありません。
中小企業の基本は
良質な製品を適正な価格で売る
ことです。
価格を下げての、価格競争が出来るのは
経営の体力がある大企業のみなのです。
中小企業が健全な経営を維持するには
適正価格よりも、価格を下げてはいけません。
赤字は絶対ダメです。
目玉の割引き商品にするなら、高額商品を!!
集客するために、
目玉商品として、割り引きすることがあります。
このとき、
安い商品を、割引対象にしないように注意しましょう。
何故なら、安い商品は、
値引きした値段でしか買ってくれなくなってしまう可能性があるからです。
割引商品をつくるなら、高額商品のほうがいいのです。
なぜなら、
高額商品を買ってくれるお客さんは、
値段に関係なく、その商品を買ってくれるお客さんだからです。
値段を元に戻しても、その商品を買ってくれるからです。
単価アップを恐れるな!!
単価を上げたら、お客さんが減るかもしれません。
心配ですよね。
例えば
その製品の単価を 20% 上げた場合、
売上がほとんど変わらないのは
販売個数が 17% 減少した場合です。
( 売上1倍 ≒ 単価 1.2倍 × 個数 0.83倍 )
もちろん
販売個数は 17% より減少するかもしれません。
但し、こう考えたらどうでしょうか?
買っているお客さんは、
値上げして高くなっても買ってくれるお客さんなのです。
つまり、
お客さんの層が変わっているのです。
客単価(1人のお客さんが1回の来店で買ってくれる金額)
のアップも目指せます!!
高い商品を作ったり、セット売りをして、
客単価をアップする施策も、可能になったのです。
製品の単価を、安易に下げてはいけません。
それよりも
単価アップや、高額製品を作ることを、考えて、
健全な、安定した経営を目指しましょう!!!